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イントロダクション
INTRODUCTION
イタリア映画史で異彩を放つ孤高の映像作家、
ミケランジェロ・フランマルティーノ
本邦初公開のデビュー作を含む全長編3作品を一挙上映!
イタリア映画史において唯一無二の存在感を放つ映像作家、ミケランジェロ・フランマルティーノ。その作品は、言葉に頼らず、南イタリア・カラブリアの荘厳な風景や、そこに刻まれる時間の神秘を静謐なカメラワークで描き出します。人間、動物、大地、そして闇──すべての存在が等しく尊厳を持ち、調和の中で生きる様子を映し出すその世界には、誰も見たことがない驚きと畏敬が満ちています。
情報が溢れ、膨大な映像が消費される現代において、フランマルティーノの映画は「見る」という行為の根源的な意味を問いかけます。そこにあるのは、明快な物語ではなく、光と影の移ろい、風のささやき、動物の息遣い──世界そのものの奇跡を感じさせる、詩的で豊かな映像の連なりです。カラブリアという古の土地を舞台に、消えゆくものへの惜別、生命の循環、そして未知の世界への探求を描く彼の作品は、観る者の心に静かな驚きと深い余韻を残します。それは、現実を超えた世界の奥行きに触れる映画体験であり、私たちを神秘とワンダーの中へと引き込むのです。
本特集では、デビュー作であり日本初公開となる『おくりもの』(4Kレストア版)、カンヌ映画祭で喝采を浴びた『四つのいのち』、そしてヴェネチア映画祭で3冠に輝いた『地底への旅』の全長編3作品を一挙上映します。フランマルティーノが描き出すのは、言葉を超越した「存在の映画」の極致。目の前に広がる驚きと美しさを、ぜひ映画館で体感してください。
監督
DIRECTOR
監督:ミケランジェロ・フランマルティーノ
Michelangelo Frammartino
1968年ミラノ生まれ。ミラノ工科大学建築科にて、物理空間と視覚イメージの関係を探求し、インスタレーション作品や短編映画を制作。建築家としての視座と現代美術的手法を映画に持ち込み、「スロー・シネマ」の旗手として国際的評価を確立。対話をほとんど持たない映像言語、固定カメラによる長回し、自然音を主体とした音響設計によって、人間中心主義を超えた独自の映画世界を構築する。カンヌ、ヴェネチア、ロカルノをはじめとする世界の主要映画祭でも高く評価される現代映画の最重要作家の一人。